2007年09月13日

韓非子

最近、心理学・リーダー研究にはまっています。集団心理学の良いテキストを探していたところ、中国思想に行き着きました。中国思想は、人としての生き方や、人と人の関係に注目している点が面白いです。科学がいかに進歩しようとも、人の心は、2300年も前から変わることはないのかもしれません。まずは、韓非子(かんぴし)から。

韓非が人の名前で、【子】をつけると、書物の名前になるようです。聖人君子の時代の次の、戦乱の世の人。殷・周・(春秋戦国)・秦・漢の、春秋戦国時代の人です。前233年。秦の王(政)に殺され、その一生が終わってしまいましたが、この王が、その思想を実現し、かの有名な秦の始皇帝になったとされています。師匠である荀子は、性悪説。『どんな凡人でも、善を積んで、それを完全に身につければ聖人となる。』これに対して、韓非は、『人間が現実に欲望によって動くことを知り、それに対策を講じること。』人間を善に導くということなど念頭になく、君主による人民の統治が目的である。

戦乱の世では、仁義は役に立たない。世の中は聖人だらけではない。悪人もいる。

・功利的な人間観
・法術(法と、法を操る臣下操縦術による支配。)
・刑徳(賞罰の徹底)
・刑名賛同(言ったことと実績を照らし合わせること。言ったことができなくても、言った以上のことを行っても罰する。)



内儲説(上)より

君主が使う『術』は七つある。

1.臣下の言葉を事実と照合すること
2.法を犯したものは必ず罰して威光を示すこと
3.功労者には必ず賞をあたえ、全能力を発揮させること
4.一人一人の言葉に注意し、発言には責任を持たせること
5..詭計を使うこと。
6.知らないふりをして相手を試すこと。
7.ウソやトリックを使って相手を試すこと。


※個人的に、5〜7はいかがなものかと思いますが、1〜4はとても重要なことであると思います。


へぇ〜情報:
かの有名な【矛盾】の作者でもあります。
韓非子 (中国の思想)
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4 抄訳であることが欠点
[ 編集 ] posted by oda at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本紹介:リーダー
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